買いの形は、コールを中央で 2 つ売り、上下で 1 つずつ買う形で、買いのバタフライ(ロング・コール・バタフライ)と呼ばれます。オプションのスプレッドとして、行使価格の違うコールの買いと売りを組み合わせ、上下の行使価格は中央から同じ幅だけ離します。中央をボディ、上下を翼(ウィング)と呼び、すべて同じ満期にします1。上下を売り、中央を買う逆の形もあります2。

行使価格 90 円のコールを買い、100 円のコールを 2 つ売り、110 円のコールを買って、差し引き 3 円を払う架空の例で考えます。満期の原資産の価格がちょうど 100 円なら、利益は 100 − 90 − 3 = 7 円で最大になります。90 円以下か 110 円以上なら、損失は払った 3 円です。損益分岐点は 93 円と 107 円です。利益が出るのは、満期の価格がボディの近くのときで、ボディから大きく離れると、損失は払った 3 円です。

注

  1. The Options Industry Council「Long Call Butterfly」の Description、Max Loss、Max Gain、Profit/Loss の項(損益の上限と、ボディとウィングの位置)。 ↩

  2. 大和証券「バタフライスプレッド(金融・証券用語解説集)」。同じ満期で、行使価格の高低 2 つのオプションを 1 枚ずつと、中間のオプション 2 枚を、買いと売りの向きを入れ替えてもよい組み合わせとして説明しています。 ↩