商品の仕組み
仕組み:金利
FRA、金利先物、金利スワップ、キャップ、スワップションなど、金利を原資産とする商品です。
入門4 ページ実務7 ページ上級6 ページ
1金利の先渡しと先物
- 入門FRA(金利先渡取引)買い手は約定金利を払う側で、指標金利が約定金利を上回ると差額を受け取り、下回ると差額を払います。
- 入門金利先物価格は「100 − 金利」で表すため、金利が上がると価格が下がり、先物の売り手が得をして買い手が損をします。
- 実務国債先物長期国債先物は利率 6%、期間 10 年の標準物が対象で、残存 7 年以上 11 年未満の 10 年利付国債を受け渡せます。
2金利スワップ
- 入門金利スワップ変動金利は、利息を計算する期間ごとに、TONA や TIBOR などの指標金利をもとに決まります。
- 実務金利スワップの時価評価時価は、自分が受け取る分の現在価値から自分が払う分の現在価値を引いた金額で、市場の金利で約定した時点では 0 です。
- 入門OIS(翌日物金利スワップ)想定元本そのものは受け渡さず、期間の終わりに利息の差額だけを受け渡します。
- 実務ベーシス・スワップTONA の複利と 3 か月 TIBOR の交換では、TIBOR の利率は期間の前に、TONA の複利は期間の終わりに決まります。
- 実務償却型スワップ想定元本が 100 億円から毎年 25 億円ずつ減るスワップで固定金利 2% を払う側の支払は、2 億円、1.5 億円、1 億円、0.5 億円と減っていきます。
3金利オプション
- 実務キャップとフロアキャップの受け払いは利払いの期間ごと(キャップレットごと)に決まり、変動金利が行使金利以下の期間は何も受け取りません。
- 実務スワップション満期とスワップの期間は、「1 month into 10 year」のように満期、スワップの期間の順に表します。
4金利のエキゾチック
- 実務金利エキゾチックの全体像バミューダン・スワップションとコーラブル・スワップは、スワップを始める権利や解約する権利を満期の前にも行使できます。
- 上級バミューダン・スワップション行使日ごとに、行使すると始まるスワップの終了日は同じで、始まる日が遅いほど期間が短くなります。
- 上級コーラブル・スワップ解約の権利を持つ側は、通常のスワップを途中で終えるときのように、残りの受け払いの現在価値を精算せずにスワップを終えられます。
- 上級CMSCMS は、10 年スワップレートのように期間の決まったスワップレートを、利払日ごとに短期の変動金利や固定金利と交換します。
- 上級CMS スプレッド・オプションコール(キャプレット)は差が行使価格を上回った分を、プット(フロアレット)は下回った分を受け取ります。
- 上級レンジアクルーアル利息は、観測日ごとに参照金利が範囲の中にあるかで決まり、範囲の中にあった日数の割合が高いほど増えます。
- 上級スノーボール前の期の利息に加算分を足し、変動金利を引いて決め、ここで扱う式では負なら 0% になります。