クロスボーダーの送金は、送金銀行と受取銀行の間の国際的な銀行のネットワーク(コルレス銀行網)を通し、支払指図の伝達と資金の決済を順に進めます。資金は、コルレス契約を結んだ銀行が持つ口座を通して動きます。送金銀行と受取銀行が直接の口座を持たないときは、双方とコルレス契約を結ぶ第三の銀行が間に入ります1。

受託する側が海外にあるかどうかで、呼び名は分かれます。日本銀行の資料は、決済業務の委託元が海外にあるとき、受託する側をコルレス銀行と呼び、国内の決済システムに直接参加する先とその委託先の関係とは区別しています2。英国の CHAPS は、直接参加しない金融機関が直接参加者を通して支払う関係を、agency または correspondent banking と呼んでいます3。

注

  1. 日本銀行「決済システムレポート 2024」(2024 年 9 月)の 41〜42 ページ、「2.クロスボーダー送金のメカニズム」。 ↩

  2. 日本銀行「金融機関の決済リスク管理について」(2000 年 2 月)の 9 ページと図表 1。 ↩

  3. Bank of England, "CHAPS" の "Who uses CHAPS?"。 ↩