告示は、金利デリバティブを同じ通貨ごと、為替デリバティブを同じ通貨ペアごと、コモディティ・デリバティブをエネルギー、金属、農産物、その他ごとに分けます。クレジットとエクイティは、ネッティング・セットの中で 1 つのヘッジ集合です1。

円建ての金利スワップ 2 本の架空の例で考えます。どちらも円の金利のヘッジ集合に入ります。逆向きの取引は、残存期間が同じ区分に入れば、実効想定元本が差し引かれます。米ドル建ての金利スワップは別のヘッジ集合で、円のヘッジ集合とは差し引かれません。

ヘッジ集合は、ネッティング・セットとは別の概念です。ネッティング・セットは一括清算の対象になる取引のまとまりで、時価の差し引きの単位です。

注

  1. 「銀行法第十四条の二の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成十八年金融庁告示第十九号)第 79 条の 2 第 8 項〜第 10 項(193〜194 ページ)。コモディティは第 8 項第 5 号、金利の通貨ごとの合計は第 11 項第 1 号(194 ページ)。 ↩