日本銀行金融研究所の論文は、貴金属ではリース市場が発達していること、保管の費用が原油や銅より小さいこと、現物が劣化しにくいことを、金融資産に近い理由と考えています1。
使い道では、金は宝飾が世界の消費の 45%、中央銀行などの保有が 21% を占めます(2024 年の推計。ETF などを除く)2。一方、プラチナとパラジウムは、自動車の触媒が世界の需要の 40% 超と 84% 超を占めます(2016 年)3。貴金属にも工業の用途があるため、価格を動かす要因は金融資産に近い面と、工業の需要の面の両方にあります。
注
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日本銀行金融研究所「コモディティ価格変動の特徴とプライシング・モデルの展開」(『金融研究』2010 年 4 月)の「2.(1)コモディティ市場の概観」の表 1(29 ページ)と、「(4)貴金属」(66 ページ)の注 53。 ↩
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U.S. Geological Survey「Mineral Commodity Summaries 2025」の Gold の 2 ページ目の冒頭の段落。 ↩
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London Bullion Market Association「A Guide to the Loco London Precious Metals Market」の「19. Key Facts about Precious Metals」の Platinum と Palladium の項。 ↩