受け取りは、外貨建ての差額に固定の為替レートを掛けた額になり、満期の為替レートの影響を受けません。為替レートそのものの変動リスクがない代わりに、プレミアムには為替レートと原資産の価格の相関が入ります1。
ドル建ての株価 100 ドル、行使価格 100 ドルのコールで、固定レートが 1 ドル = 150 円の架空の例で考えます。満期の株価が 120 ドルのとき、1 株あたり 20 ドル × 150 円 = 3,000 円を受け取ります。満期の為替レートが 1 ドル = 140 円でも 160 円でも、受け取りは 3,000 円です。満期の株価が行使価格を上回るとき、満期に固定レートよりドル高(円に換えた額が増える向き)になっても、その分は受け取りに入らず、ドル安になった分も入りません。
満期の為替レートで換える外貨建てのオプションとは、受け取りの決め方が違います。為替レートが取引の初めに固定されている点が、クオントの特徴です2。