キャップ・フロアとスワップションの違い
どちらも金利を対象にした店頭のオプションです。対象が期間ごとの金利か金利スワップかで、行使の単位と、行使したあとの取引が分かれます。
| 比べる観点 | キャップ・フロア | スワップション |
|---|---|---|
| 何に対するオプションか | TIBOR のような変動金利の指標金利を対象にし、期間ごとの金利を行使金利と比べる | 金利スワップを対象にし、始めるスワップの固定金利を行使金利で決める |
| 行使の単位と回数 | 利払いの期間(キャップレット、フロアレット)ごとに受け払いが決まり、行使の時点が期間の数だけある | 満期に行使するかどうかを決める(満期にだけ行使できるヨーロピアンの場合) |
| 行使したあとの取引 | 期間の終わりに、金利の差に想定元本と期間の長さを掛けた金額を受け取り、想定元本そのものは受け渡さない | 行使すると、行使金利を固定金利とする金利スワップが始まる(現金決済では行使時点の時価をもとに差額だけを受け払いする) |
| 買い手のプレミアムと損失 | 買い手はプレミアムを払い、損失は払ったプレミアムまでになる | 買い手はプレミアムを払い、行使しなければスワップは始まらず、損失はプレミアムまでになる |
| 使われる場面 | 変動金利の借り入れの利払いの上限(キャップ)や、仕組預金などに組み込まれた下限(フロア)のヘッジに使われる | 金融機関の金利リスクのヘッジや、生命保険会社の資産と負債の金利リスクのずれへの備えに使われる |
表の内容は、リンク先の各記事の説明と出典にもとづきます。
くわしくは
最終確認日: 2026-10-19