水準は、ポートフォリオの想定元本に対する割合で示します。トランシェの想定元本は、デタッチメント・ポイントからアタッチメント・ポイントを引いた幅に、ポートフォリオの想定元本を掛けた額です。

1,000 億円のポートフォリオの架空の例で考えます。トランシェのアタッチメント・ポイントは 5%、デタッチメント・ポイントは 15% です。損失が 50 億円までは、このトランシェに損失は当たりません。損失が 100 億円なら、トランシェの損失は 100 億円 − 50 億円 = 50 億円、損失が 150 億円以上なら、トランシェの元本の 100 億円をすべて失います。

アタッチメント・ポイントより下のトランシェは、このトランシェを守る緩衝にあたります。CDS インデックスのトランシェでは、水準は回収率を考えた後の損失で測り、倒産が起きるたびに範囲が更新されます。