シンセティック CDO では、損失はエクイティ、メザニン、シニアの順にトランシェへ当たります。トランシェを引き受ける投資家は、そのトランシェの損失についてプロテクションを売る立場になり、スプレッドを受け取ります。

100 社を等しい重みで束ね、想定元本が合計 1,000 億円で、回収率が 40% のポートフォリオの架空の例で考えます。倒産が 1 社起きると、ポートフォリオの損失は 6 億円です。損失が 0〜5%(0〜50 億円)のエクイティは、倒産が 9 社に達すると元本の 50 億円をすべて失います。

スプレッドの受け取りも同じ例で見られます。エクイティのスプレッドが年 15% なら、売り手は損失がない間、年 50 億円 × 15% = 7.5 億円を受け取り、9 社が倒産すると元本を失います。

デフォルトの相関が高いと、エクイティの価値は上がり、シニアの価値は下がります。