トランシェは、損失の範囲(アタッチメント・ポイントからデタッチメント・ポイントまで)で決まります。資料の時点(2021 年 11 月)の CDX.NA.IG では、エクイティが損失の 0〜3%、メザニンが 3〜7%、シニアが 7〜15%、スーパー・シニアが 15〜100% です。
ポートフォリオが 1,000 億円で、損失が 5〜15% の範囲を負うメザニンの想定元本が 100 億円の架空の例で考えます。ポートフォリオの損失が 50 億円を超えるまで、メザニンに損失は当たりません。損失が 150 億円に達すると、100 億円がすべて失われます。
損失の範囲が低いトランシェほど先に損失を負い、スプレッドも高くなります。想定元本が小さくても、リスクの割合は大きくなります。