CLS 銀行には、決済会員が多通貨口座を持ちます。決済会員でない銀行、ファンド、事業会社などは、決済会員を通して使います。CLS 銀行は、通貨ごとの中央銀行に口座を持ち、決済会員は払い込みと払い出しを、その口座を通して行います12。

決済は、指図ごとの総額で行い、資金の払い込みは通貨ごとの純額だけにします。たとえば A 銀行と B 銀行が円と米ドルの取引の指図を送ると、CLS 銀行は 2 つの通貨の支払いを帳簿の上で同時に決済し、決済された支払いは最終的で取り消せません1。

ニューヨークで連邦準備制度の規制と監督を受けます。ニューヨーク連銀が取りまとめ、主要な中央銀行と CLS が決済する通貨の中央銀行が参加する CLS 監督委員会も、共同で監督します3。

注

  1. CLS Group "CLSSettlement"(2022 年 2 月)の "How it works – the settlement cycle"。 ↩ ↩2

  2. 日本銀行「頑健な決済システムの構築に向けて」(白川方明総裁の講演、2009 年 11 月 13 日)の「外国為替決済における『取りはぐれ』防止の仕組み」を述べた段落。 ↩

  3. Deutsche Bundesbank "Continuous Linked Settlement" の "Introduction" と "Implementation"。 ↩