受け払いは相関だけで決まり、各銘柄の変動の大きさの影響を直接は受けません。バリアンス・スワップに似た取引と説明されます1。

想定元本 1 億円、ストライク 0.5 の架空の例で考えます。実現相関が 0.6 なら、買い手は 1 億円 × (0.6 − 0.5) = 1,000 万円を受け取ります。実現相関が 0.4 なら、買い手が 1,000 万円を払います。

ディスパーション取引の損益は相関の差だけでなく、ボラティリティによる部分も含みます。相関スワップはその部分を持たない点で異なります1。

注

  1. Jacquier、Slaoui "Variance dispersion and correlation swaps"(arXiv、2010 年)の 3.2 節と 5 章。 ↩ ↩2