信頼水準 99% の VaR で、250 回のうちの超過が 0〜4 回ならグリーン・ゾーン、5〜9 回なら真ん中のゾーン、10 回以上ならレッド・ゾーンです1。日本銀行の研修資料は真ん中を「イエロー・ゾーン」と書き、告示は「アンバー・ゾーン」と書きます2。

告示の乗数は、グリーン・ゾーンで 1.50、アンバー・ゾーンで超過の回数に応じて 1.70〜1.92、レッド・ゾーンで 2.00 です2。たとえば超過が 6 回ならアンバー・ゾーンで、乗数は 1.76 です。2016 年の金融庁・日本銀行の概要は、この方式を three-zone approach と書き、それまでの規制では traffic-light approach と呼んでいたとしています3。

注

  1. 日本銀行金融機構局 金融高度化センター「Ⅱ.市場リスクの把握と管理」(2012 年 6 月)の「バーゼル銀行監督委員会の3ゾーン・アプローチ」(40 ページ)。 ↩

  2. 「銀行法第十四条の二の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成十八年金融庁告示第十九号。金融庁の全体版、2026 年 8 月 24 日更新)の第 275 条の 2 第 4 項と第 5 項(460〜461 ページ)。 ↩ ↩2

  3. 金融庁、日本銀行「「マーケット・リスクの最低所要自己資本」の概要」(2016 年 4 月)の「4-⑫ ポートフォリオ全体に対するバックテストと資本賦課」(22 ページ)。 ↩