ノックイン水準に達していない間は、プットは効力を持たず、償還額に影響しません。水準に達する(ノックインする)と、プットが効力を持ち、満期に原資産の価格が当初の水準を下回っていれば、その分が償還額の減り方になります。

仕組債の例で考えます。当初の株価が 100 で、ノックインした後、満期の株価が 70 になった場合、100 の額面に対する償還額は 70 で、損失は 30 です。これは、100 で買う義務のあるプットを売り、70 の株価でその義務を果たしたときの損失と同じです。ノックインしなければ、満期の株価が 70 でも、額面は 100 のまま戻ります。

通常のプットと違い、ノックインするまで効力がないため、ノックイン水準に達しない限りは損失を負いません。ノックインの判定が期間中の株価か満期の株価だけかは、商品によって違います。