1 つずつの分布関数を F1,…,FmF_1, \dots, F_m、コピュラを CC とすると、同時の分布関数は F(x1,…,xm)=C(F1(x1),…,Fm(xm))F(x_1,\dots,x_m) = C(F_1(x_1),\dots,F_m(x_m)) と書けます1。1 つずつの分布を変えずに、依存関係だけを入れ替えられます。

クレジットでは、社ごとのデフォルトまでの時間の分布を CDS から求め、コピュラで社どうしを結び付けます2。たとえば、5 社の分布がすべて同じでも、コピュラの相関が高ければ、5 社が同じ時期にデフォルトする確率は高くなります。

コピュラの形(ガウシアン・コピュラなど)で、同時のデフォルトの起きやすさが変わります。形の選び方と相関の置き方は、評価の前提になります。

注

  1. David X. Li, "The Valuation of Basket Credit Derivatives: A Copula Function Approach"(Fields Institute の講演資料、2000 年 12 月 8 日)の 17〜18 枚目。 ↩

  2. Damiano Brigo、Andrea Pallavicini、Roberto Torresetti, "Credit Models and the Crisis"(arXiv:0912.5427v3、2010 年 2 月)の 3 節(20 ページ)。デフォルトの時間の周辺分布を、コピュラで結び付けること。 ↩