証拠金規制のもとで差し入れる当初証拠金は、原則として再利用できず、運用の益を生みません。そのため、当初証拠金の資金を調達するコストは、常にコストとして時価を下げる向きに働きます。
将来のある時点の期待当初証拠金が 4,000 万円、ファンディング・スプレッドが年 0.50% の架空の例で考えます。その 1 年分のコストは 20 万円です(割り引く前)。この金額を取引の期間で割り引いて足し合わせたものが MVA です。
当初証拠金をやりとりすると、CVA や KVA は減る一方、MVA が新しく生じます。どちらが大きいかは、ファンディング・スプレッドや取引相手の格付けで変わります。