CVA は、取引相手のデフォルトで失う額の見込みを、将来の期間ごとに足し合わせて求めます。期間ごとの見込みは、その時点の期待エクスポージャー、その期間に取引相手がデフォルトする確率、デフォルト時の損失率(1 から回収率を引いた値)を掛けたものです。取引相手の信用力が下がるほど CVA は大きくなり、時価を下げます。
取引相手の分だけを反映することを片方向の CVA、自社の分(DVA)も合わせて反映することを双方向の CVA と呼びます。「信用評価調整」の指す範囲は資料によって分かれます。金融庁と日本銀行の資料や、2017 年の日本銀行金融研究所の論文(斎藤祐一)は、CVA を「信用評価調整」と呼んでいます。一方、2018 年の日本銀行金融研究所の論文(川上高志)は、CVA と DVA をまとめて「信用評価調整」と呼んでいます。