期待エクスポージャーの平均は、時点ごとに変わる期待エクスポージャーを 1 つの値にまとめたもので、多数の取引相手をまとめた信用リスクのモデルでの測り方に向きます。自己資本比率規制の内部モデル方式(告示では期待エクスポージャー方式)では、期待エクスポージャーをそれまでの最大値より下がらないように置き換えてから平均した実効 EPE に、規制で決まった掛け目を掛けてデフォルト時エクスポージャーを求めます。
0.25 年、0.5 年、0.75 年、1 年の期待エクスポージャーが 1.0、1.6、1.4、2.0 億円の架空の例で考えます。時点の間はどれも 0.25 年なので、最初の 1 年の期待エクスポージャーの平均は 0.25 ×(1.0 + 1.6 + 1.4 + 2.0)= 1.5 億円です。実効 EPE では、0.75 年の 1.4 億円を、それまでの最大の 1.6 億円に置き換えるため、0.25 ×(1.0 + 1.6 + 1.6 + 2.0)= 1.55 億円で、期待エクスポージャーの平均より大きくなります。