デフォルト時エクスポージャーは、ネッティング・セットごとに、実効 EPE に 1.4 を掛けて求めます1。承認を受けた銀行には資本フロアがかかり、SA-CCR などの標準的な手法で計算した所要自己資本の 72.5% を下回らないように調整します2。

日本の告示で「内部モデル方式」と書くと、マーケット・リスクの内部モデルを指します。このため、この方式を告示の条文で探すときは「内部モデル方式」ではなく「期待エクスポージャー方式」で引きます3。

注

  1. 「銀行法第十四条の二の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(平成十八年金融庁告示第十九号)第 79 条の 3 第 1 項と第 2 項(金融庁の全体版の 206 ページ)。取引相手に固有の特徴があれば、1.4 より保守的な値を使います。 ↩

  2. 同じ告示の第 13 条第 1 項と第 3 項(62〜63 ページ)。 ↩

  3. 同じ告示の目次(第 9 章第 2 節「内部モデル方式」)と第 79 条の 3(206 ページ)。金融庁「バーゼル規制の概要」(2026 年 8 月)の「リスク計測手法」(14 ページ)は「期待エクスポージャー方式(IMM)」と書いています。 ↩