IBOR フォールバック・プロトコルでは、当事者が ISDA のサイトで批准書を出して承認を受けると、批准の手続が完了します。批准は当事者ごとに行い、取引ごとには批准できません。批准した当事者の間の対象の契約が一斉に修正されるので、相手ごとに改定の契約を結ぶ手間が省けます。
X 社と Q 銀行が、ともに同じプロトコルに批准する架空の例で考えます。両社の間の ISDA マスター契約は、プロトコルが定める内容に修正されます。一方、プロトコルに批准していない R 社と X 社の契約は、修正されません。
プロトコルは、ISDA マスター契約などの書式そのものとは別の文書です。IBOR フォールバック・プロトコルを例にした手続の流れは、ISDA プロトコルの記事で扱います。