見積り要求では、依頼を受けた参加者が気配で応じ、依頼者はその気配を見て取引を決めます。CFTC の規則の定義では、依頼者は特定の商品の売買の気配を、取引システムの中の 3 者以上の参加者に送り、その全員が応じられます。3 者は、依頼者とも、互いにも、関連会社や支配関係にない者でなければなりません1。

N 社が 3 つのディーラーに、ある金利スワップの固定金利の気配を求める架空の例で考えます。ディーラーが 1.50%、1.52%、1.55% を返せば、N 社が固定金利を払う取引では、1.50% が払う利息の最も少ない気配です。

見積り要求は、参加者の全員が複数の売り気配と買い気配を出し、ほかの参加者の気配を見て取引できる注文板とは違います2。米国のスワップ執行ファシリティで、取引執行義務の対象のスワップ(ブロック取引を除く)を見積り要求で執行するときは、注文板と併設することも求められます3。

注

  1. 17 CFR § 37.9(a)(3)(LII の掲載版。2026 年 10 月 5 日に取得)。 ↩

  2. 17 CFR § 37.3(a)(3)(iii)。 ↩

  3. 17 CFR § 37.9(a)(2)(i)(B)。対象は、CEA 第 2(h)(8) 条の取引執行義務の対象のスワップのうち、ブロック取引でないもの(同条の "Required Transaction")。 ↩