受渡日の決め方は取引の種類によって違います。ここでは、資料のある例を挙げます。国債先物では、取引最終日までに反対売買で決済しなかった建玉を、受渡決済期日に国債と代金を受け渡して決済します1。

為替予約(先物為替予約)は、企業と銀行が相対で、実行する日か期間をあらかじめ決める取引です。受渡日を「7 月 11 日渡し」のように 1 日に決める確定日渡しと、「4 月渡し」のように期間を決めて、その間いつでも実行できる期間渡しがあります2。日付を単純にして、4 月 1 日に 6 か月後の確定日渡しの予約を結ぶ架空の例で考えます。10 月 1 日が受渡日で、その日にドルと円を交換します。

実物を渡さず差額だけを受け払いする差金決済にも、決める日があります。日経225先物では、取引最終日までに反対売買をしなかった建玉は、満期日(限月の第 2 金曜日等)に SQ 値で決済されます3。日本円のOISの資料(2018 年 3 月時点)は、決済方法を差金決済、決済時点を満期日の 2 営業日後としています4。資料により「受渡決済期日」「満期日」「決済時点」など呼び方は違いますが、いずれも決済をする日です。

注

  1. 日本取引所グループ「受渡決済」(用語集)。 ↩

  2. 日本貿易振興機構(ジェトロ)「先物為替予約の「確定日渡し」と「期間渡し」の違いと利用にあたっての留意事項」。 ↩

  3. 大阪取引所「決済方法(先物)」(北浜投資塾)の「SQ値による決済」。 ↩

  4. リスク・フリー・レートに関する勉強会「日本円OIS(Overnight Index Swap)─取引の概要と活用事例─」(2018 年 3 月時点の情報)の「決済方法:差金決済」「決済時点:満期日の2 営業日後」。 ↩