最初に約定した値段と、反対売買の約定の値段との差が損益になります。先物は、買い建てたものを市場で転売し、売り建てたものを市場で買い戻します1。オプションも、買い建てたものを転売し、売り建てたものを買い戻す反対売買の対象です1。反対売買をしないオプションの買い手は、満了日までに権利行使をするか、行使せずに権利放棄になります2。

日経225先物(取引単位は指数の 1,000 倍)の架空の例で考えます。15,000 円で 1 枚を買い、15,100 円に上がったところで転売すると、(15,100 − 15,000)× 1,000 × 1 枚で 10 万円の利益です。同じ値動きでも、15,000 円で 1 枚を売っていて 15,100 円で買い戻すと、10 万円の損失になります。値動きが逆なら損得も逆になります。手数料は含めていません3。

先物では、反対売買をしなかった建玉は、取引最終日の後に最終決済で決済されます3。信用取引にも「反対売買」という言葉があり、証券会社から借りた株や資金を返すために売買することを指します1。このサイトでは、デリバティブでの意味を扱います。

注

  1. 日本取引所グループ「反対売買」(用語集)の【デリバティブ取引】と【信用取引】の項。 ↩ ↩2 ↩3

  2. 日本取引所グループ「権利放棄」(用語集)。オプションの買い手が、権利行使期間の満了日になっても権利行使をしないことを権利放棄としています。 ↩

  3. 大阪取引所「決済方法(先物)」(北浜投資塾)の「反対売買による決済」と「SQ値による決済」。 ↩ ↩2