権利行使をするのは買い手です。コール・オプションの買い手は、行使価格で原資産を買い、プット・オプションの買い手は、行使価格で原資産を売ります1。

行使価格が 1,000 円のコールを、プレミアム 100 円で買う架空の例で考えます。満期に原資産の市場価格が 1,200 円なら、権利を行使して 1,000 円で買い、市場で 1,200 円で売れます。差額の 200 円からプレミアム 100 円を引いた 100 円が利益です。このように行使で差額が出る状態をイン・ザ・マネーといいます。市場価格が 950 円なら、行使しても損になるので、権利放棄となり、プレミアムの 100 円が損失になります2。

行使できる日は、オプションの型で決まります。満期だけに行使できるヨーロピアン・オプションと、満期までのいつでも行使できるアメリカン・オプションがあります。

注

  1. 日本取引所グループ「コール・オプション(用語集)」と「プット・オプション(用語集)」が、それぞれ原資産を行使価格で買う権利、売る権利と説明しています。 ↩

  2. 金融広報中央委員会「3-4 オプション取引の損益」のコール・オプションの買い手の例(行使価格 1,000 円、プレミアム 100 円)。原資産が 1,200 円と 950 円の場合の損益の説明をもとに、数字を同じにしています。 ↩