行使価格と原資産の価格の位置関係を表す言葉で、アット・ザ・マネー、アウト・オブ・ザ・マネーと並んで使います。行使価格と原資産の価格の差がとくに大きいものは、ディープ・イン・ザ・マネーと呼ばれます1。

原資産の価格が 110 円の架空の例で考えます。行使価格 100 円のコールは ITM です。行使すれば 100 円で買えるものを 110 円の価値で受け取れるからです。行使価格 120 円のコールは、行使しても得にならないので ITM ではありません。プットは逆の向きで、原資産の価格が 90 円なら、行使価格 100 円のプットは ITM です。

この定義は、権利行使の差額だけを見ていて、最初に払ったプレミアムは含めません。プレミアムまで含めた損益は別で、ITM でも、行使の差額がプレミアムより小さければ全体では損です2。

注

  1. 日本取引所グループ「イン・ザ・マネー(ITM)(用語集)」。定義、コールとプットの条件、ディープ・イン・ザ・マネーの説明。 ↩

  2. 日本取引所グループ「コール・オプション(用語集)」は、コールの買い手が利益を得る条件を、満期の原資産の価格が行使価格とプレミアムの合計より高いときとしています。 ↩