行使価格と原資産の価格の位置関係を表す言葉で、イン・ザ・マネー、アット・ザ・マネーと並んで使います。行使価格と原資産の価格の差がとくに大きいものは、ディープ・アウト・オブ・ザ・マネーと呼ばれます1。

原資産の価格が 90 円で、行使価格 100 円のコールがある架空の例で考えます。このコールは OTM です。権利行使をすると、市場で 90 円のものを 100 円で買うことになり、損になります。買い手は行使せず、権利放棄になります。プットは逆の向きで、原資産の価格が 110 円なら、行使価格 100 円のプットは OTM です。

OTM のオプションの買い手の損失は、払ったプレミアムまでです2。また、OTM は、ある時点の原資産の価格と行使価格の関係を表す言葉なので、満期の前に原資産の価格が動けば、イン・ザ・マネーに変わることがあります。

注

  1. 日本取引所グループ「アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)(用語集)」の 2 段落目。 ↩

  2. 金融広報中央委員会「3-4 オプション取引の損益」の「オプション取引の買い手の立場」の、買い手の損失はプレミアムまでに限定されるという説明。 ↩