先物やオプションの市場の価格は、売り手と買い手の注文で決まり、条件から計算で求めた理論価格と同じとは限りません。オプションでは、一般にブラック・ショールズ・モデルで理論価格を求めます1。

株価指数先物の一つである日経225先物では、現在の日経平均株価と比べて先物が安いか高いかを見る目安の一つとして、理論価格が示されています2。大阪取引所は、実際の先物価格と理論価格の差が一定の水準以上に開いたときに、割高な方を売って割安な方を買う裁定取引が行われるとしています3。現物と先物の価格差を理論上の値として求めたものは、理論ベーシスです4。

理論価格が 30,000 円で、市場の先物価格が 30,100 円の架空の例で考えます。市場の価格のほうが 100 円高い状態です。逆に 29,900 円なら、100 円安い状態です。

注

  1. 日本取引所グループ「理論価格」(用語集)。 ↩

  2. 日本取引所グループ「商品概要(日経225先物)」の「理論価格」。先物の価格は基本的に需給関係で決まるとし、その目安の一つとして日経225先物の理論価格があるとしています。 ↩

  3. 大阪取引所「利用方法(先物)」(北浜投資塾)の「理論価格と裁定取引」。 ↩

  4. 日本取引所グループ「理論ベーシス」(用語集)。 ↩