金融庁は 2015 年 10 月に「ファンドモニタリング調査の集計結果について」を公表しました。ここでは、ヘッジファンドを「投資家の財産について、レバレッジ、デリバティブ取引、ロング・ショートなどの手法を用いて運用し、リターンの拡大を目指すファンド」と定義しています。ロング・ショートは、買いの持ち高と売りの持ち高を組み合わせることです1。

米国の証券取引委員会(SEC)は、報告の書式 Form PF で、成功報酬、借入や持ち高の大きさ、空売りのどれかの条件に当たる私募ファンド(証券化の資産を持つファンドを除く)をヘッジファンドとしています。純資産 100 億円のファンドの架空の例で考えます。このファンドが、50 億円を超えて借り入れうるか、買いと売りを差し引かない想定元本の合計で 200 億円を超える持ち高を持ちうると、借入や持ち高の大きさの条件に当たります2。

注

  1. 金融庁「ファンドモニタリング調査の集計結果について」(2015 年 10 月)の「(参考)用語の定義」の「ヘッジファンド」(ページ 20、PDF の 21 ページ目)と、「ヘッジファンドの投資戦略に係る用語の定義」の「株式ロング・ショート」(ページ 21、PDF の 22 ページ目)。 ↩

  2. U.S. Securities and Exchange Commission「Form PF」(参照用の写し、SEC 2048 (4-25))の Glossary of Terms の "Hedge fund"(ページ 88〜89、PDF の 89〜90 ページ目)。 ↩