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デリバティブ・コンパス

理解度チェック: データの標準

最終確認日: 2026年10月2日

下書きです。公開前の確認のために表示しています。

「データの標準」の章の内容を確かめる 3 問の問題です。選択肢を選んで「回答する」を押すと、正解と解説が出ます。「正解と解説」を開いて、先に答えを見ることもできます。

  1. 問 1

    FpML(Financial products Markup Language)は、何のための標準ですか。

    正解と解説

    正解: B

    FpML は、店頭デリバティブの電子商取引で使うために作られたオープンソースの XML 標準で、開発は国際スワップ・デリバティブズ協会(ISDA)が後援しました。XML は、データに項目の名前(タグ)を付けて書く形式で、取引の情報をこの形式で書く取り決めがあることで、情報を電子的に共有して処理できます。

    2015 年 3 月時点の日本の資料では、金融の通信メッセージの国際規格は ISO 20022 です。ISO 20022 は、FpML や、証券取引の通信メッセージのプロトコルである FIX とも結びつけられる設計で、FpML とは別の標準です。法人を識別するコードは、法人を見分ける識別子の役割で、取引の情報の書き方を定める FpML の役割とは違います。

    詳しくは: FpML

  2. 問 2

    CDM(Common Domain Model)は、取引のライフサイクルを「状態の移り変わり」として表します。約定した金利スワップで、変動金利の確定というライフサイクル・イベントが起きたとき、取引の状態はどうなりますか。

    正解と解説

    正解: A

    変動金利の確定のような自動的なイベントは、商品の定義を変えず、確定の情報を取引の状態に結びつけて、確定の履歴に加えます。CDM では、約定のあとのように前の状態があるイベントで、新しい状態は前の状態を参照して作られ、この参照の連なりを系譜(lineage)と呼びます。取引のライフサイクルのどの時点でも状態の履歴を再現できるのが原則なので、前の状態を残さず上書きする形にはなりません。

    商品の定義が変わるのは、当事者が条件の変更を合意し、取引の経済条件が変わる場合で、新しい商品か取引のデータが作られます。確定では起きません。また、状態は商品ごとでなく取引ごとに持つので、確定の情報は取引の状態に結びつき、商品の履歴として残るのではありません。

    詳しくは: ISDA CDM

  3. 問 3

    金融庁の報告事項のガイドライン(2022 年 12 月制定、2023 年 11 月改正)では、取引主体識別子(LEI)、固有取引識別子(UTI)、固有商品識別子(UPI)の説明として、合うものはどれですか。

    正解と解説

    正解: C

    UPI は、取引した店頭デリバティブの商品を識別するコードで、ISO 4914 に従います。日本の報告事項では 12 文字で、金融安定理事会(FSB)が 2019 年 5 月に唯一の提供者に指定した Derivatives Service Bureau(DSB)が付けます。

    ほかの選択肢は、3 つの識別子の特徴を取り違えています。最大 52 文字で最初の 20 文字が付けた者の LEI なのは UTI、20 文字の英数字で発行機関(LOU)が付けるのは LEI(ISO 17442)です。UTI は、報告の対象になる取引 1 件に付くコードで、付ける者は取引ごとに国際的な指針の問いの順で決まります。

    詳しくは: LEI、UTI、UPI