ある金融機関が、取引相手と金利スワップを 1 件約定したとします。米国の連邦準備制度理事会の検査の手引き(1998 年)が説明する、自動処理のシステムを使う場合の形では、この取引はどの順に処理されますか。
理解度チェック: システムの構成
最終確認日: 2026年10月8日
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「システムの構成」の章の内容を確かめる 3 問の問題です。選択肢を選んで「回答する」を押すと、正解と解説が出ます。「正解と解説」を開いて、先に答えを見ることもできます。
問 1
正解と解説
正解: B
1998 年の時点の説明では、自動処理のシステムを使う場合、まずフロント(営業・トレーディング)が取引システムに約定の条件を入力し、バック(事務・決済)がその内容を確かめてから取引を受け付けます。受け付けた取引のデータは確認・決済・担保のシステムに渡り、バックが取引確認書(コンファメーション)を取引相手と照合します。照合を済ませた取引は、支払日に資金を受け払いし、その結果で総勘定元帳を更新します。約定の入力で作ったデータが、最後の記帳まで同じ取引の記録として使われます。
総勘定元帳への記帳は、確認した取引の記録をもとにします。そのため、確認書を照合する前に元帳を更新する順番は合いません。資金の受け払いも、照合を済ませた取引について行うので、受け払いの後に確認書を照合する順番も合いません。確認書の照合は、バックが取引を受け付け、データが確認・決済・担保のシステムに渡ってから行うので、受け付ける前に照合する順番も、この説明とは合いません。
詳しくは: フロントからバックまでのシステム構成
問 2
正解と解説
正解: A
報告する事項には、取引の条件のほかに、契約の評価額、当初証拠金と変動証拠金の額も入ります。取引情報蓄積機関は、取引のデータの電子的な記録を集めて管理する機関で、金融商品取引業者等と清算機関(CCP)が取引情報を提供します。
証拠金が出てくるので、清算機関とやりとりするものを選びやすいところです。清算の状況と証拠金のレポートは、取引の当事者の間に入って決済を保証する清算機関と金融機関がやりとりするものです。照合の結果と清算の申込みは、取引の両当事者が取引の条件を照合する場である、照合のプラットフォームとやりとりするものです。
詳しくは: フロントからバックまでのシステム構成
問 3
ある金融機関が、デリバティブの価格付けのモデルを、ベンダーが提供する分析ライブラリで取り入れることにしました。米国の連邦準備制度理事会の検査の手引き(2003 年)が求める、モデルの検証の扱いはどれですか。
正解と解説
正解: C
2003 年の時点の説明では、金融機関は自社で作ったモデルに加えて、ベンダーのモデルも検証するべきだとされています。組み込んだ分析ライブラリのモデルも、検証の対象になります。
「ベンダーが作ったから検証は要らない」と考えやすいところです。手引きが求めるのは、自社のモデルの検証に加えて、ベンダーのモデルも検証することで、ベンダーが作ったことを理由に対象から外す扱いではありません。
詳しくは: 取引管理システムの種類とベンダーの具体例