値洗いの目的は、相場が動いても先物の決済を確実にすることです。日本では、清算参加者と清算機関の日本証券クリアリング機構(JSCC)の間で、建玉を毎日清算値段で評価し直し、翌日に差金を受け払いします。証券会社などと顧客の間でも、毎日値洗いをします。JSCC は、上場デリバティブのほか、CDS、金利スワップ、国債の店頭取引についても、少なくとも 1 日 1 回、未決済の取引を直近の価格で値洗いしています。

先物以外でも、値洗いは評価し直す手段として使われます。米国の Regulation W は、加盟銀行に、関連会社とのデリバティブ取引から生じる与信額を監視し、抑える方針を求めています。方針は、与信の限度、担保の要件とともに、値洗いの要件で与信額を管理することを含みます。

先物を 1,000 で 1 枚買い、価格が 1 動くと 1 枚あたり 1 万円の損益が出る架空の例で考えます。その日の清算値段が 995 なら、値下がりの 5 に 1 万円を掛けた 5 万円がその日の損失です。