公正価値は出口価格なので、企業が資産を持ち続ける意図や、負債を決済する意図は、測定に関係しません。この定義は IFRS 第 13 号と ASC 820 で共通です。IFRS 第 13 号の題名は「公正価値測定」で、米国では fair value と呼びます。
取得価格が 100 の債券の架空の例で考えます。測定日に活発な市場で 92 で売れるなら、公正価値は 92 です。取得価格より 8 低い値です。市場で 108 で売れるなら、公正価値は 108 で、取得価格より 8 高い値です。取得価格は入口価格で、公正価値を決める基準にはなりません。
評価の記事で「時価」と呼ぶ値は、評価の結果として出した値のことで、会計上の公正価値とは定義が別です。