モデルのパラメータは、初期の分散、長期の分散、平均回帰の速さ、分散のボラティリティ、株価と分散の相関の 5 つです。相関は株価が下がるときに分散が上がる負の値を置くのが通例で、分散のボラティリティと合わせて、ボラティリティ・スマイルの傾きと曲がりを作ります。

初期の分散と長期の分散を 0.04(ボラティリティ 20%)、平均回帰の速さを 2、分散のボラティリティを 0.3、相関を −0.7 とした架空の例で考えます。満期 1 年で行使価格 80 のコールのインプライド・ボラティリティは約 22.4%、行使価格 120 では約 16.7% になります。相関を 0.7 にすると、両者の高さは逆になります。

ブラック・ショールズ・モデルの一定のボラティリティとは違い、分散が動くため、株価と預金だけでは分散のリスクを複製できません。モデルで求めた価格は、分散のリスクの価格などの仮定の下での値です。