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デリバティブ・コンパス

理解度チェック: 仕組預金と仕組ローン

最終確認日: 2026年9月25日

下書きです。公開前の確認のために表示しています。

「仕組預金と仕組ローン」の章の内容を確かめる 3 問の問題です。選択肢を選んで「回答する」を押すと、正解と解説が出ます。「正解と解説」を開いて、先に答えを見ることもできます。

  1. 問 1

    満期を延ばす権利を銀行が持つ仕組預金で、預金者が一般の定期預金より高い金利を受け取れるのはなぜですか。

    正解と解説

    正解: B

    預金者は、満期を決める権利を銀行に渡し、その対価を高い金利として受け取っています。満期を決める権利や払い戻しの通貨を選ぶ権利を銀行が持つ仕組預金では、預金者は銀行にオプションを売る取引を預金に付けています。対価は、高い金利やオプション料(プレミアム)の形で受け取ります。権利を持つ銀行は自分に有利なときに権利を使うため、預金者はその分だけ不利な結果を受け入れます。

    権利を銀行から買うのではなく、銀行に渡す側なので、「権利を買い、対価を払う」は向きが逆です。この預金の金利は固定で、市場金利が上がっても引き上げられません。銀行が満期を延ばさずに当初の満期で終えるときも、同じ高い固定金利が付きます。

    市場金利が変わらず、銀行が当初の満期で終えれば、預金者は一般の定期預金より多い利息を受け取ります。市場金利が上がって銀行が満期を延ばすと、預金者は低い固定金利のまま預け続けることがあります。

    詳しくは: 仕組預金

  2. 問 2

    仕組預金と預金保険の扱いについて、正しいものはどれですか。

    正解と解説

    正解: D

    外貨で払い戻された元本を外貨預金に置いたままにすると、その外貨預金は預金保険で守られません。外貨預金は預金保険の対象外のためです。外貨償還特約付預金では、満期の判定日の相場が、あらかじめ決めた判定レートより円高だと元本が外貨で払い戻されるため、この扱いが問題になります。

    円建ての仕組預金でも、利息などの一部は預金保険の対象外です。すべてが対象外なのではありません。元本 1,000 万円までの保護は、定期預金などの一般預金等の決まりです。外貨建ての仕組預金など、預金保険の対象にならない商品があり、外貨建ての仕組預金がどれも 1,000 万円まで守られるわけではありません。一般預金等の保護は、預金者 1 人あたり、1 つの金融機関ごとの合計で、元本 1,000 万円までと破綻した日までの利息などです。元本の全額ではありません。

    詳しくは: 仕組預金

  3. 問 3

    架空の例として、ある企業が銀行から 20 億円を、指標金利に 1.0% を足した変動金利で借りています。同じ銀行と、想定元本 20 億円で固定金利 年 1.5% を払い指標金利を受け取る金利スワップを結びました(受け払いの日は同じ)。1 年間、指標金利が 0.5% のままだったとき、1 年分の支払いの合計は、スワップを付けなかった場合と比べてどれだけ違いますか。

    正解と解説

    正解: C

    この企業の支払いは、スワップを付けなかった場合より 2,000 万円多くなります。スワップを付けると、支払いの合計は指標金利によらず年 2.5%(1.0% + 1.5%)に固定されます。20 億円 × 2.5% = 5,000 万円です。スワップを付けなかった場合の利息は、指標金利 0.5% に 1.0% を足した 1.5%、20 億円 × 1.5% = 3,000 万円です。差は 5,000 万円 − 3,000 万円 = 2,000 万円です。内訳では、スワップで固定金利 1.5% の 3,000 万円を払い、指標金利 0.5% の 1,000 万円を受け取るため、受け払いは 2,000 万円の払いです。

    3,000 万円多いは、スワップの受け取りの 1,000 万円を差し引かず、固定金利の支払い 3,000 万円だけを差と考えた値です。1,000 万円多いは、元本を 10 億円として計算した値です。2,000 万円少ないは、差の向きを逆にした値です。

    指標金利が 1.5% なら、スワップの受け払いは 0 円で差は出ません。1.5% より高ければ、同じ計算で、スワップを付けなかった場合より少なく払います。指標金利が下がる場合も上がる場合も、支払いの合計は年 5,000 万円のままです。

    詳しくは: 仕組ローン