架空の例として、A 社が日経225先物を 40,000 円で 1 枚買い、B 社が日経225mini を同じ値段で買い、満期まで持ちます。取引単位は、日経225先物が指数 × 1,000 円、日経225mini が指数 × 100 円、日経225マイクロ先物が指数 × 10 円です。特別清算数値(SQ 値)によらず B 社の損益を A 社と同じにするには、日経225mini を何枚買いますか。
理解度チェック: 上場商品
最終確認日: 2026年10月15日
下書きです。公開前の確認のために表示しています。
「上場商品」の章の内容を確かめる 5 問の問題です。選択肢を選んで「回答する」を押すと、正解と解説が出ます。「正解と解説」を開いて、先に答えを見ることもできます。
問 1
正解と解説
正解: B
10 枚です。株価指数先物を満期まで持ったときの損益は、SQ 値と約定した値段の差に取引単位と枚数を掛けた額です。指数が 1 円動いたときの損益は、日経225先物 1 枚で 1,000 円、日経225mini 1 枚で 100 円なので、日経225mini は 10 枚で日経225先物 1 枚と同じ損益になります。SQ 値が 40,500 円なら、A 社の損益は(40,500 − 40,000)× 1,000 × 1 で 50 万円の利益です。B 社の損益は(40,500 − 40,000)× 100 × 10 で、同じ 50 万円の利益です。SQ 値が 39,500 円なら、どちらも 50 万円の損失です。
1 枚は、対象の指数が同じなら 1 枚の損益も同じと考えたときの選択です。日経225先物と日経225mini はどちらも日経平均株価の先物ですが、取引単位が違います。同じ値動きでも、日経225先物の 1 枚の損益は日経225mini の 10 倍です。100 枚は、日経225mini の取引単位を日経225マイクロ先物の指数 × 10 円と読み違えたときの枚数です。指数 × 10 円の取引単位では、日経225先物 1 枚と同じ損益にするには 100 枚要ります。
詳しくは: 株価指数先物
問 2
金利などほかの条件が同じとき、株価指数の配当利回りが高いほど、株価指数先物の理論価格はどうなりますか。
正解と解説
正解: A
理論価格は低くなります。株価指数先物の理論価格は、今の指数に満期までの金利の分を足し、満期までに受け取れる配当の分を引いた水準です。配当の分は、指数に配当利回りと期間を掛けた額で、指数と同じ構成の株式を満期まで持つ間に受け取る配当に当たります。配当利回りが高いほど引く額が大きくなるので、理論価格は低くなります。配当の分が金利の分より大きいと、理論価格は指数より低くなります。
配当が多いことを先物の買い手にも得になると考えると、「高くなる」を選びます。しかし配当の分は、理論価格の式で指数から引く額です。「変わらない」を選ぶのは、配当を理論価格に関係のないものと考えたときです。配当は、金利の分と並んで理論価格を決める要素の 1 つです。
詳しくは: 株価指数先物
問 3
架空の例として、日経平均株価が 40,000 円のとき、これと同じ割合で動く 4,000 万円分の株式を持つ人が、行使価格 39,000 円の日経225オプションのプットをプレミアム 400 円で 1 枚買い、満期まで持ちます。プレミアム 1 円あたり 1,000 円の取引単位です。株式だけを持つときと比べて、満期の損益はどうなりますか。
正解と解説
正解: C
値下がりの損失に上限ができ、値上がりの利益はプレミアムの 40 万円の分だけ小さくなります。株式を持ったままプットを買う組み合わせをプロテクティブ・プットといいます。株式の金額は日経平均株価の 1,000 倍にあたるので、1 枚でちょうど見合います。SQ 値が 36,000 円なら、株式は 400 万円の損失、プットは 260 万円の利益で、合わせて 140 万円の損失です。SQ 値が 39,000 円を下回れば、どこまで下がっても、合わせた損失は 140 万円(行使価格までの値下がり 100 万円とプレミアム 40 万円)で止まります。
値下がりの損失がなくなると考えると、1 つ目の選択肢を選びます。しかし、40,000 円から行使価格の 39,000 円までの値下がりはプットでは埋まらず、プレミアムも払います。値上がりしたときも、利益は払ったプレミアムの 40 万円の分だけ株式だけのときより小さくなります。値上がりの利益にも上限ができると考えると、2 つ目の選択肢を選びます。しかしプットは、SQ 値が行使価格以上なら行使されず、失うのは払ったプレミアムだけです。SQ 値が 44,000 円なら、株式の 400 万円の利益からプレミアムの 40 万円を引いて、360 万円の利益です。
詳しくは: 株価指数オプション
問 4
架空の例として、売買単位が 100 株の W 社の株式を対象に、行使価格 2,000 円のコールを 1 単位買い、満期まで持ちます。満期の株価は 2,500 円で、買い手は権利放棄をしません。大阪取引所の個別株オプション(有価証券オプション)で、行使したときの決済はどうなりますか。
正解と解説
正解: B
買い手は W 社の株式 100 株を、行使価格の 2,000 円で 20 万円を払って買います。個別株オプションは、行使すると、コールの買い手が対象の株式を行使価格で買い、行使を割り当てられた売り手が同じ株式を行使価格で売ります。差額のお金ではなく、株式そのものを売買して決済します。買った株式は満期の株価で 25 万円にあたるので、買い手の手元には 5 万円の差が残ります。
差額の 5 万円だけを受け取る形は、日経225オプションのような株価指数オプションの決済です。株価指数オプションは、行使価格と SQ 値の差額を受け払いします。1 株 2,500 円で買う形は、行使価格ではなく満期の株価で売買すると読み違えたときの選択です。行使価格の 2,000 円で買えることが、コールの権利の中身です。
詳しくは: 個別株オプション
問 5
カバード・ワラントは、どのような証券ですか。