債券を渡して資金を受け取り、決めた日に資金を返して債券を取り戻す形が基本です。日本には、一定期間後に反対の取引をする条件で売買する現先取引と、現金を担保に債券を貸し借りする現金担保付債券貸借取引(現担レポ取引)の 2 つがあります1。日本銀行は、形は違っても、資金と債券を一定期間入れ替えている点で、経済的にはほぼ同じ取引とみています1。

現担レポ取引では、債券の借り手が貸借料を、債券の貸し手(担保として受け渡す現金である担保金の受け手)が担保金の金利を支払います。その差額がレポ・レートです。貸し借りする銘柄を決めない取引をジェネラル取引(GC 取引)、銘柄を特定する取引をスペシャル取引(SC 取引)といいます2。日本取引所グループの用語集は、現担レポ取引を海外のレポ取引と区別して「日本版レポ取引」と呼んでいます2。海外の取引の仕組みはここでは扱いません。

注

  1. 日本銀行金融市場局「本邦レポ市場のトレンドと近年の特徴点」(日銀レビュー 2025-J-7)の脚注 4。現先取引と現担レポ取引の 2 つがあることと、経済的な観点から概ね同等とする記述。 ↩ ↩2

  2. 日本取引所グループ「レポ取引」(用語集)。1 段落目(日本版レポ取引)、2 段落目(貸借料、担保金の金利、レポ・レート)、3 段落目(GC 取引と SC 取引)。 ↩ ↩2