架空の例として、ある金融商品取引業者が、水曜日に店頭デリバティブの取引を結びました。この取引は清算機関(CCP)で清算せず、その週の木曜日は祝日、土曜日と日曜日も休みで、金曜日と翌週の月曜日、火曜日は営業日です。この業者が、取引情報を取引情報蓄積機関に送る期限はいつですか。
理解度チェック: 会計・報告・監査
最終確認日: 2026年10月7日
下書きです。公開前の確認のために表示しています。
「会計・報告・監査」の章の内容を確かめる 3 問の問題です。選択肢を選んで「回答する」を押すと、正解と解説が出ます。「正解と解説」を開いて、先に答えを見ることもできます。
問 1
正解と解説
正解: B
取引情報は、取引が成立した日から数えて 3 営業日以内に送ります。取引が成立した日を 1 日目と数えるので、水曜日が 1 日目、祝日の木曜日を飛ばして金曜日が 2 日目、土曜日と日曜日を飛ばして翌週の月曜日が 3 日目です。期限は T+2(約定日の 2 営業日後)に当たります。
翌週の火曜日は、取引が成立した日を数えずに、翌営業日の金曜日から 3 営業日を数えたときの日です。同じ週の金曜日は、祝日の木曜日も含めて暦の日で 3 日を数えたときの日です。期限は営業日で数えます。なお、清算機関が債務を負担した取引のうち、内閣府令が定める取引の情報は、清算機関が送ります。
詳しくは: 規制当局への報告
問 2
ある金融機関が、同じ店頭デリバティブの取引について、同じ内容の報告を 2 回送ってしまいました。日本の取引情報の報告で、重複した報告を直すときに使うアクションタイプはどれですか。
正解と解説
正解: C
Error は、重複して送った報告のように、取引の報告を丸ごと取り消すときに使うアクションタイプです。存在しない取引や報告の対象でない取引を誤って送ったときも同じです。データの誤りを直すのは Correct で、報告そのものを取り消すのは Error です。
Correct は、前に送った取引のデータの誤りを直すときに使います。Modify は、取引の条件が変わったときなどに使います。Terminate は、期限前解約やオプションの行使で取引が終わったときに、取引の終了として報告するものです。Revive は、エラーとして取り消した取引や、誤って終了させた取引を元に戻すときに使います。
詳しくは: 規制当局への報告
問 3
日本の取引情報の報告で、取引を識別する UTI(固有取引識別子)の最初の 20 文字には、何を入れる決まりですか。
正解と解説
正解: A
UTI は ISO 23897:2020 に従う最大 52 文字の英数字で、最初の 20 文字は UTI を付けた者の LEI(取引主体識別子)です。LEI は、ISO 17442 に従う 20 文字の英数字のコードで、法人がどこの誰かを調べる手がかりになります。UTI は、報告の重複を防ぎ、当局が国をまたいでデータを集められるようにするために使います。
UTI を付けるのは、取引の組み合わせに応じて、当事者、電子取引基盤などの基盤、清算機関のどれかです。取引情報蓄積機関は、送られた取引情報の記録を作って保存する側です。商品を識別する UPI(固有商品識別子)は、2024 年 4 月 1 日の時点では日本の報告事項に入っていませんでしたが、2025 年 4 月 7 日から報告することになりました。取引の日時は、執行タイムスタンプなどの別の項目で報告します。
詳しくは: 規制当局への報告