先渡取引は、取引所を通さずに当事者どうしが 1 対 1 で結ぶ取引で、主な担い手は金融機関などの機関投資家です。約束した時点では原資産も代金も受け渡さず、満期に約束した価格で売買します。先渡取引の価格(先渡価格)は、現物の価格に、満期まで現物を持つための資金の調達コストを足し、持つことで得る利子などの収入を引いた水準で決まります。

1 年後に原資産を 1 単位 102 円で買う先渡取引の架空の例で考えます。満期の価格が 122 円なら買い手は 20 円の利益、売り手は 20 円の損失です。満期の価格が 82 円なら、買い手が 20 円の損失、売り手が 20 円の利益になります。

先渡取引のうち、取引所が条件を標準化し、途中で反対売買できるようにしたものが先物取引です。